ブラキシズムしてませんか?
医院ブログ 2018年03月22日
もうすぐ新年度が始まります。環境が変わり、ストレスを感じやすくなる方もいらっしゃると思います。そこで今回はそんなストレスが原因の一つとなる「歯ぎしりと噛みしめ」についてお話したいと思います。
歯ぎしりや噛みしめのことを「ブラキシズム」といいます。これらは無意識にすることが多く、歯ぎしりは睡眠中に知らない内にしており、人に言われて初めて気付く一種の癖であります。本来上下の歯が接触するのは物を咬むときと、飲み込むときだけです。歯ぎしりや噛みしめをしている場合、顎の筋肉や関節は常に負担がかかっている状態にあります。
次のような症状はありませんか?
朝起きた時に顎がだるい、口が開かない、歯がしみる、歯の根元がすり減っている、頬の内側に歯型がある、などです。
虫歯でもないのにしみたりする場合は一度ブラキシズムを疑ってみてもいいと思います。
ブラキシズムをする原因としては、ストレスを解消するためと考えられていますが、はっきりとしたメカニズムは分かっていません。
精神的緊張があるとき、パソコンなど習慣化した作業の際、家事をしている際や、テレビを見ている際やスマートフォンを触っている際に多く見られます。
治療法としてあげられるのは、自己暗示療法、マウスピース(ナイトガード)を作成することです。自己暗示法とは、日中に歯を噛みしめている場合そのことに気付くことから始めます。気付いた際は頬や肩の力を抜き、上下の歯をかみ合わせないようにします。
日中は自分でコントロールをすることが解決法です。ですが、眠っている時は、自分でコントロールをすることは難しいです。その際の治療法がマウスピースです。
後は枕を低めにしてリラックスして睡眠に入ることも解決への近道になります。
ブラキシズムかな?と少しでも気になられた方は当院までご相談ください。