誤嚥性肺炎と口腔ケア
医院ブログ 2020年01月09日
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
今回は誤嚥性肺炎と口腔ケアの関係についてお話しさせいただきます。
〇誤嚥性肺炎と口腔ケアの関係〇
誤嚥性肺炎とはどんな病気か?
病気や加齢などにより飲み込む機能や咳をする力が弱くなると、口腔内の細菌や逆流した胃液が誤って気管(肺)に入りやすくなります。その結果、発症するのが誤嚥性肺炎です。寝ている間に発症することも多く、高齢者では命にかかわるケースも少なくない病気です。
予防法がわかってきています!
口腔ケア(粘膜の清掃、嚥下機能向上)→誤嚥性肺炎を予防
効果を認める研究や論文発表も増加→施設での口腔ケアの取組強化
予防のポイントは「清掃」と「機能回復」
誤嚥性肺炎予防の2大ポイント→①口腔の清掃②機能回復
① 口腔の清掃→細菌の減少
② 機能回復→誤嚥防止
口から食べて栄養状態を良くしましょう!
健康な人であれば多少の誤嚥があっても発症しませんが、からだの抵抗力が落ちていると発症しやすくなってしまいます。口から食事をとり栄養状態を良好にすることも、誤嚥性肺炎を予防するうえで大切になります。
※毎食お口からしっかり食事摂取→栄養状態維持・向上→誤嚥性肺炎の予防
口腔ケアの効果が明らかになってきています!
介護現場で口腔ケアが注目→誤嚥性肺炎予防の顕著な効果が研究で証明されています。
このように誤嚥性肺炎の予防には口腔ケアがとても大切になります。健康状態を良好にすることも予防につながります。