歯周病の正体
医院ブログ 2020年12月02日
【虫歯よりも怖い歯周病の正体って知ってますか?】
コロナ禍の中で、歯のクリーニングは後回しになってしまいがちですよね。
久しぶりに歯のクリーニングをすると、歯周病が進行してしまっていた・・
こんな患者様をよくお見かけするので、今日は虫歯よりも怖い歯周病の正体について書きたいと思います。
「歯が痛い・・」
「冷たい物がしみる・・」
痛みなどがあって、歯医者に慌てて歯医者に電話した。
こんな経験をされたことは1度は、あるのではないでしょうか?
歯の中には神経が通ってあり、虫歯になると歯に穴が開いてしまい神経に近くなり、痛みやしみるといった症状がでます。
虫歯はある程度の大きさになると痛みが出るといった特徴があるのですが、歯周病は歯ではなく周りの骨が溶けていく病気なので、重度にならないと「歯が痛い」といった症状が出にくい病気なんです。
自覚症状はなく歯を支えている骨を溶かしていくので、重度になってくると歯を支えている骨が耐えられなくグラグラと揺れ動き、抜け落ちてしまうといった病気が歯周病です。
そして自覚症状がないだけでなく、「見た目の変化も見えにくい」という厄介な特徴を持つのが病気で、静かに進行するという意味で「サイレントディジーズ(Silent Disease:静かなる病気)」とも言われています。
一般的には、虫歯で歯を失うことが多いと感じている方が多いのですが、歯を失う原因は
1位 歯周病
2位 虫歯
3位 歯の破折など
という研究結果が出ています。
虫歯よりも歯を失うリスクが高い歯周病って怖い・・と感じられる歯周病ですが、予防をすることができます。
その予防法というのが、歯医者でのクリーニング(歯のお掃除)
歯医者での歯のクリーニングは、ただ汚れを除去しているだけでなく
● 歯ブラシでは取れない深い部分の汚れの除去
● 歯石といった汚れが固まったものの除去
● 歯の表面についた菌の膜の破壊
● お口の中の菌のコントロール
● 歯周病の進行度合いのチェック
● 初期虫歯のチェック
といった役割をしており、歯科衛生士が行う専門的なクリーニングのことを指します。
定期的な歯のクリーニングは虫歯の早期発見だけでなく、歯を失うリスクを減らす大きな役割を担っております。
この機会に是非、歯のクリーニングに来院されることをオススメします。